2024年06月21日

被害者報道への疑問

通夜葬儀、そして火葬のあと、収骨をして遺骨を骨壺に納めます。最近は収骨までお供することは減りましたが、かつては最期までお供いたしました。収骨は家族や近親で行うことが通例だと思います。坊さんである私は、読経のあと、収骨室の外で待つことが多かった。なぜかと言いますと、私は家族や近親ではありません。故人にとって素っ裸とも言える遺骨を、他人にしげしげと見られるのは辛いかなと、そんなように感じたからです。

最近思うのですが、事件や事故などに遭われた被害者の方々、お顔とお名前が全国に大々的に報道されますよね。昔からそうだと思います。少なくとも私が幼かった頃からも。一方、加害者に対しては顔はもちろん、名も伏せられる場合もある。加害者の顔と名を報道しろと言っているわけではありません。被害者の方々のお顔とお名前、そんなに報道する意味ありますかね。私は知らなくていい。客観的にこういう事件や事故があって、年齢は知りたいけれど、もうそれで十分。

なぜ晒し者とならねばならないのか、私にはまったく理解が出来ません。亡き方へ思いを馳せることが出来なければ、人の痛みに共感することは出来ないでしょう。なんのための報道なのか、疑問です。


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2024年06月11日

令和6年6月の掲示板

正義ってのは、ほんと難しい問題です。戦争だって、主謀者は正しいと思ってやっているわけですから。国民は大迷惑です。『機動戦士ガンダム』に出てくる敵役の「ジオン公国」だって、主謀者は正しい行動をしていると思っています。

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2024年05月31日

台風は土砂崩れが心配

今、境内の補修を数カ所、近所の橋建設工業さんに施工してもらっています。一気に補修すれば課題も減るのですが、費用として難しいのが多くのお寺の悩みでしょう。収入に比べて境内が広いお寺が多いと思うので、なかなか手が回らないのです。

こちら壊れて直したら、あちらが壊れ始めたとか。そういう具合なので、いっこうに終わりません。そしてまた、毎年毎年、猛烈な勢いで草木は茂ります。草木は適度にあれば心地よいのですが、度を越しますとジャングルです。草木の管理は田舎のお寺ですと本当に大変です。

台風が来れば土砂崩れも心配。夏は好きですが、住職としては厄介な季節到来なのです。


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2024年05月22日

給食は日本の食事文化を学ぶ機会

地元の公立小中学校における給食の無償化について議論する場にいました。無償化はすべての児童生徒にとって有益です。そもそもなんで有償であったのか。義務教育のなかは無償で良いと思います。義務教育は保護者の義務ですが、有償だと難しい場合もあります。子は国の宝です。広い意味ではすべての大人の義務とも言えるでしょう。すべての大人が子であった時代があったわけですし。給食費は普通に行政の会計から出せば良いと思います。はじめから出していないから、あとでどう出すのか困るわけですね。

給食は栄養を考えての献立です。育ち盛りの児童生徒にとってとても大事なことは、言うまでもありません。

しかし、現場では色々と課題があるようです。坊さんとして1つ着目しているのが、「宗教上の理由」とかで献立に不満がある場合です。献立通りに食べることが出来ないので、無償であるならその補填をするのか、しないのか。「宗教」とすると狭まるので、私は「思想・信条上の理由」とすべきと思いますが、いずれにしても個々にすべて対応していたら大変です。

そして、私が言いたいのは、給食というものは学校教育の一環だということです。給食から学びを得るのです。食事の大切さもあるでしょう、そして、日本の給食ですから、日本の食事文化について学ぶ大きな機会にもなります。もちろん、外国の食事文化に触れる機会でもありますが、基本となる教育は日本の食事文化です。それは日本の気候、日本の風土、日本の文化、日本の歴史と直接関係があります。他国の気候・風土・文化・歴史ではありません。

宗教のみならず、思想や信条であっても日本では自由です。どんな権力であっても、何者であっても、それを妨げることは出来ません。

ただし、公立小中学校の給食においては、日本の食事文化を学ぶ機会ですので、もしそれが宗教・思想・信条に合わないと言うのであれば、合致する私立の小中学校に行くべきです。私立はそのためにも存在しています。いくらでも自由です。


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2024年05月08日

永代供養墓のご案内

善福寺の永代供養墓は1名様15万円(合葬)からとなります。ほかにも夫婦墓タイプ(個別墓)の永代供養墓もございます。ご供養には様々なお悩みがあろうかと思います。善福寺ではどんな些細なご要望にもお応えいたしますので、ご遠慮なくご相談いただければと思います。下記は永代供養墓の詳細となります。

善福寺永代供養墓
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今月の掲示板

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物事の良し悪しは自分の尺度ですね


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2024年04月27日

個別の貴重な宗教体験を

お寺の行事と言えば、人数動員して大勢で何かするというのが伝統的でした。たとえば本山への団体参拝や、末寺での報恩講など、門徒さんと一緒に出来れば大勢で行うほうが望ましいと。しかし、時代とともに門徒さんも参拝の時間が取れなくなり、お寺も地域の役目や兼職があったりして忙しいのが常態的です。

人数動員を否定するつもりもありませんが、そろそろこういう大がかりな行事に心血注ぐのではなく、こじんまりとしていても、同じように伝道布教は出来ることに気づいていきたくなってきました。

人数がたくさんで盛り上がっているように見えますと、ご法義が大いに繁昌しているかと思えてもきます。しかし、客寄せとも言えるイベントに頼っていることもありますし、費用ばかり甚大で中身がねえ、どうも本当に伝わっていますか?

本山行事への団体参拝はそれで良いとは思いますが、流れ作業のように参拝することも否めません。?、何をしに来たのかいなと?私でもなりそうです。まるで遊園地のように、何から何まで用意されており、参拝者は思い切り受け身状態です。たしかに演出はすごい費用かかっていそうですが、・・・倹約も大事です。

団体ではなく、個別に貴重な宗教体験が出来るような対応のほうが、これからは中身の濃い伝道布教になるようにも思えます。善福寺でも行事を減らしました。実際、門徒さんも忙しく動員が難しいケースもあります。大きな行事は報恩講だけにしまして、個別の体験を重視するような受け皿を作っていきたいと思っています。


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