2023年08月08日

お賽銭箱の盗難にあいました

本日、永代供養墓と弁天堂のお賽銭箱がなくなっており、盗難にあいました。皆様の願いが込められているにもかかわらず、誠に申し訳ございません。とても悲しく思います。永代供養墓の賽銭箱は引きちぎられ、弁天堂の賽銭箱は強引に引き出されました。繰り返しますが、お賽銭は皆様の願いが込められています。

松田警察の方に来ていただき、指紋採取をしてもらいました。

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2023年08月05日

イノベーター上人

中学・高校・バンドで一緒だった友が新たに会社設立をするというので、記念式典に参加してきました。ビジネスの感覚に触れることの少ない坊さんですが、寺院運営にとって有益な話も聞くことができました。寺院は営利団体ではありませんので、そもそも会社とは目的が異なります。しかし伝道のためにはビジネス的な感覚も必要なことはたしかで、歴史を振り返ってみても辣腕な住職はたくさんいました。

浄土真宗においては蓮如上人の手腕は現代にも通じると思います。伝道において複雑な手続きは廃止し、多くの人々がシンプルに仏教に触れられるよう工夫をされたと思います。複雑さは権威の象徴となりますが、人々にとって実際には遠くで眺めるものとなり、伝道の本質が機能しなくなってしまいます。蓮如上人は様々な改革をされた方で、西本願寺の蓮如上人五百回大遠忌(平成10年)においては、「イノベーター上人」という現代的な呼称をもって賛嘆されました。

この「イノベーター上人」ですが、先日亡くなった父であり前住職の伊東宗之が発案者です。伊東宗之は善福寺住職として奉職しつつ、博報堂でCMディレクターの職にも就いていました。生前、自分の仕事を本山に役立てることが出来たと喜んでいました。父を偲びつつ、私も「イノベーター上人」に少しでも近づけるよう、これからも精進したいと思います。 合掌

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2023年07月18日

境内は非常に暑い状態です

今日も非常に暑くなりそうです。皆様、熱中症にご注意下さい。境内はカラカラ状態で、蓮は日に2回水を補給しないとダメです。苔であっても日なたですと全体が反ってきてしまいます。水を撒いてもまさに焼け石に水。

元気なのは鳥です。とくにヒヨドリ。若い鳥なのか好奇心旺盛でいたずら好きです。本堂で遊ぶので困ります。

水屋で水浴びするのもやめてほしいのですが、言っても無駄です。

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2023年07月13日

前住職が亡くなりました

父であり、前住職の伊東宗之が亡くなりました。すでに近親者で密葬を済ませまして、7月22日(土)13時30分から本堂で本葬を執り行います。導師は住職である私が勤めます。寺族葬儀の場合、住職は導師を勤めないことも多いのですが、父との最後の勤行なので私が勤めることにしました。祖母や母の際も私が勤めました。お参りの方への挨拶が手薄になるかもしれませんが、どうかお許しいただきたく存じます。

父は昭和13年2月に善福寺で生まれました。福沢小学校、相洋中学、小田原高校を経て、早稲田大学教育学部へ進学しました。教育学部を選んだ背景には、教師であった祖母の影響もあろうかと思います。ただし、本人の本当の希望は漫画家になることで、大学では漫画研究会に所属していました。結局、教員免許をいただいたものの教師にはならず、広告代理店の博報堂へ就職しました。博報堂で母と出会いまして、そのまま結婚に至ります。博報堂では一貫して制作の現場にいまして、よくコマーシャルの絵コンテを家でも描いていました。漫画家にはなれませんでしたが、ある程度は希望が叶ったと言えるかもしれません。祖父が亡くなって住職を継承し、20年ほど勤めたあと、私に住職を譲って引退いたしました。85年間の生涯でした。

息子から何かあるとするならば、「酒をもう少し控えていればなあ」のひと言に尽きます。アルコール依存症を治療する病院にも何度も入院しましたが、ダメでした。博報堂を退職してからは酒浸りで、ほとんど自分の思うようなことは出来ていなかったかと思います。家族ともうまくやっていけず、晩年は苦しい毎日であったかもしれません。毎日朝から晩まで酔っている状態なので、父のことをより理解する機会はあまりありませんでした。心残りがあるとすれば、この一点ということになります。

いずれにしましても多くのことを教えてもらいました。毎週日曜日の夜、家族で「正信偈」の勤行をしたのは大きな思い出であるとともに、今の私自身を支えてくれる原動力になっています。私がこのような教育を自分の息子たちに出来ているかと言えば、やや心許ないかもしれません。

親子で確執もありましたが、今は感謝の心が多くなってきています。 合掌

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2023年06月22日

新たな差別が発生する事態に

性的マイノリティーの方への差別をやめましょうという主旨なはずなのに、なぜ新たな差別が発生するような事態を予測できないのかとても不思議。スポーツとか、公衆浴場とか、公衆トイレとか、明らかに差別問題になっていると思うなあ。こうした場合の性別は2種類だけではなく、ちゃんと増設しないといかんでしょう。

ルール作る立場の人たち、もっと考えようよ。安易すぎるよ。

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永代供養墓のご案内

善福寺の永代供養墓は1名様15万円(合葬)からとなります。ほかにも夫婦墓タイプ(個別墓)の永代供養墓もございます。ご供養には様々なお悩みがあろうかと思います。善福寺ではどんな些細なご要望にもお応えいたしますので、ご遠慮なくご相談いただければと思います。下記は永代供養墓の詳細となります。

善福寺永代供養墓
http://www.zempukuji.or.jp/eidaikuyoubochi

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2023年06月16日

性欲と自分勝手さが一緒になると問題

性犯罪や不倫の報道多いですね。もちろん内実はそれぞれで、例外もあるかもしれませんが、多くは性欲に端を発しているという点で同軸です。理性では抑えられない性の衝動はどこから来るのでしょう。

仏教では五欲と言いまして、財欲、色欲、飲食欲、名欲、睡眠欲と分類することがあります。色欲が性欲です。一方、少欲知足とも言いまして、できれば欲は少ないほうがいいと説きます。人として生きるうえで、欲をまったく無くすことは不可能です。過剰にならんようにね、という教えになります。

ではなぜ過剰になるかと言えば、性欲自体が悪いというよりも、何かしら悪しき心と一緒に性欲が疼き出すのが問題なのでしょう。たとえば周囲の人々を軽んじたり、自分への反省がなかったり、際限なく貪ってみたり、そんなところです。自分勝手な心が引き金となっていると言えますね。

posted by 伊東昌彦 at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教 教え〜事事無礙 -jijimuge