バブル時代、私は中高生だったわけですが、今となっては遥か昔のことです。中高生としての印象ですが、とにかく世の中が派手であった。テレビをつければバラエティーやアニメで盛り上がり、ニュースでも景気がいい話が多かった。日本は世界第2位の経済大国であり、1位のアメリカとは貿易摩擦なんていうものがあった。科学技術立国として、世界をリードする時代でありましたとさ、、、
とまあ、すでに神話に近いような気もしてくるほどです。日本は今、とても現実的です。
あの時は良かった信仰で、よく昭和礼賛の動画なんかも出てきますが、悪いところも多かった。街はきたなく、モラルも今より低い。飲酒喫煙の低年齢化もあり、校内暴力や家庭内暴力が大問題となっていた。でも、こういう負の側面は忘れ去られるのです。それが神話化なのでしょう。バブルの神様ですよ。
最近、第二次世界大戦も同じように扱われる側面が散見されます。昔からある見方かもしれませんが、日本はむしろアジア諸国に対して良いことをしたと。正直、個人的には耳を疑いたくなる言説ですが、戦死した方への美辞麗句による単純な礼賛も多く、当時の状況へ思考が及ばない画一的な主張も目立ちます。これも神話化なのでしょうか。
日本神話といえば『日本書紀』や『古事記』となりますが、こちらも史実はかなり盛られている印象です。とりわけ神功皇后のあたりはかなり景気のよい記述もあり、事実をベースにしているとはいえ、当時のヤマト王権が海を越えていかに強大であったかということが伝えられています。
ちなみに神功皇后が応神天皇の母であるならば、だいたい4世紀後半の人物であるかと思えるので、『日本書紀』や『古事記』が編纂された8世紀前半より300年以上も昔の話になります。現在、今から300年以上も昔といえば元禄時代ぐらいでしょうか。8世紀においては、記録や口伝も今とは比較にならないほど精度は低いと思われますので、300年以上も昔のことは完全に神話化されていたと思っていいかもです。
神話化されると当事者にとって都合悪い側面は切り捨てられるので、色々と要注意だと思っています。
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2026年08月02日
2026年07月15日
国歌への向き合い方
サッカーのワールドカップに関連して、スペイン国歌には歌詞がないと知りました。たしかに選手は歌っていませんでした。日本だと国歌斉唱で歌わないと何かしら意見が出るわけですが、黙して国歌を拝聴するというのも意義深いような気がします。
私の通った小学校は公立でした。国旗掲揚はありましたが、国歌である君が代の斉唱を授業で練習した記憶はあまりありません。一方、坊守(私の女房)は静岡県の公立でしたが、ものすごく練習をしたそうです。「さざれ石」の途中で息継ぎしないとか、かなり詳細に教わったようです。
中高時代は私立だったこともあり、しかもドイツ学を設立趣旨に掲げる学校でしたので、これまた国歌斉唱はありましたが、練習自体はまったくありませんでした。まあ、国歌だから中高生諸君も当然知っているだろう、ということだったのかもしれません。
いずれにしましても、多くの日本人が君が代の歌詞は知っているのですが、ご存知のとおり作詞者は不明です。『古今和歌集』に掲載される「読人知らず」の和歌だそうですが、平安時代、どこかの役人が読んだことは間違いないでしょう。
歌詞の内容について色々と意見あるようですが、平安時代という時代背景と、おそらく読人は役人であるということに鑑みますと、天皇が治める世は永遠に続くことでしょう、という意味が素直だと思います。これ以上、あまり深く考える必要もないかなと。
歌詞が理解されているならば、私としては斉唱せずとも、黙して拝聴するという向き合い方でも良いと思います。小声で謙虚に歌うのも日本人らしいとも言えますが、黙して向き合うというのもまた日本人らしいと思うのです。その際は、こうべを垂れて拝聴すべきではあります。
なお、現在もヤマト王権は政治の形態を変えつつも、象徴天皇として存在しているわけですが、こうした体制に批判的であるならば、何らかの意思表示をするのもまた自由主義である日本人のあり方として正しいと思います。ただし、君が代が国歌として制定されている以上、国歌という存在に対しては敬意を払うべきです。国歌斉唱の場に水を差すような行動は慎むべきですし、意志表示はまた別の場ですることも可能です。とりわけ公務員であれば、一般職であれ特別職であれそうあるべきだと考えます。
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私の通った小学校は公立でした。国旗掲揚はありましたが、国歌である君が代の斉唱を授業で練習した記憶はあまりありません。一方、坊守(私の女房)は静岡県の公立でしたが、ものすごく練習をしたそうです。「さざれ石」の途中で息継ぎしないとか、かなり詳細に教わったようです。
中高時代は私立だったこともあり、しかもドイツ学を設立趣旨に掲げる学校でしたので、これまた国歌斉唱はありましたが、練習自体はまったくありませんでした。まあ、国歌だから中高生諸君も当然知っているだろう、ということだったのかもしれません。
いずれにしましても、多くの日本人が君が代の歌詞は知っているのですが、ご存知のとおり作詞者は不明です。『古今和歌集』に掲載される「読人知らず」の和歌だそうですが、平安時代、どこかの役人が読んだことは間違いないでしょう。
歌詞の内容について色々と意見あるようですが、平安時代という時代背景と、おそらく読人は役人であるということに鑑みますと、天皇が治める世は永遠に続くことでしょう、という意味が素直だと思います。これ以上、あまり深く考える必要もないかなと。
歌詞が理解されているならば、私としては斉唱せずとも、黙して拝聴するという向き合い方でも良いと思います。小声で謙虚に歌うのも日本人らしいとも言えますが、黙して向き合うというのもまた日本人らしいと思うのです。その際は、こうべを垂れて拝聴すべきではあります。
なお、現在もヤマト王権は政治の形態を変えつつも、象徴天皇として存在しているわけですが、こうした体制に批判的であるならば、何らかの意思表示をするのもまた自由主義である日本人のあり方として正しいと思います。ただし、君が代が国歌として制定されている以上、国歌という存在に対しては敬意を払うべきです。国歌斉唱の場に水を差すような行動は慎むべきですし、意志表示はまた別の場ですることも可能です。とりわけ公務員であれば、一般職であれ特別職であれそうあるべきだと考えます。
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2026年07月10日
個人的な意見ではあります
不敬な物言いになります。私ごときが意見できる立場ではないのですが、「天皇陛下は男女の区別なく、男系に限る」ということが適っているように思えます。今上陛下は、学術的にはおそらく継体天皇のご子孫だと思われます。継体天皇のお孫さんである推古天皇は、宮内庁公開の天皇系図によれば歴代で最初の女性天皇になりますね。
女性天皇は「中継ぎ」とか揶揄されますが、学術的にすべて当てはまるわけではないでしょう。実際の事情は分からないという部分も多いと思います。天皇ではありませんが、卑弥呼や台与、そして神功皇后は「神聖な立場」で重んぜられていたようですし、女性天皇をすべて「中継ぎ」と見るのは安易すぎるかな。
そもそも天皇は「神聖」と「執政」の両側面で成り立っているでしょうし、それは今も変わらないはずです。現憲法において「執政」の側面は制限されていますが、「神聖」な側面に制限はないはず。なので女性天皇を認めないというのは、恣意的に天皇の意味を履き違えているものと私は見ます。
しかし、天皇陛下は男系に限るべきと思います。
継体天皇以降、すべての天皇は男系でしょう。継体天皇ご自身が男系であるのかという点について、いくつかの学説があるかと思いますが、継体天皇以降においては男系で続いているのでは。たとえば元正天皇(女性)はお母様の元明天皇から直接皇位を継いでおり、お父様は草壁皇子です。一見すると女系に見えてしまいますが、お父様の草壁皇子は天武天皇の皇子なので男系になります。
天皇家はここまで男系に拘ってきたのです。遺伝子云々の問題ではなく、男系に拘ることによって天皇は成り立っています。今上陛下がもう男系はやめようと仰るまで、他人が勝手に女系を認めるのはおかしな話です。
また、上記のように、かつてはお父様が天皇ではなくとも、ちゃんと男系でつながっていました。しかし、現代においては、お父様が男系でつながらないという場合も考えられます。もし仮にそうなりますと、お父様の系統の一族が天皇家と深く関わるという事態になり、おかしな問題が出て来そうな予感がします。これは不味い事態です。
女性天皇が即位しても、夫となる方が男系でつながらないのであれば、そのお子様は男女の区別なく皇位につけないということで問題ないと思います。他の男系の方が性別に関わりなく、次に即位すれば良いでしょう。もしどなたも該当する方がいなくなることが明白であれば、その時、男系である旧宮家のどなたかに養子を打診すれば良いと思います。となりますと、まだまだ時間はありそうですよね。より良い知恵が出て来るかもしれません。
大変不敬な言説ですが、昨今の報道に鑑みまして、漠然と思っていることを書いてみました。天皇陛下は「日本国民統合の象徴」と憲法で規定されています。私たち国民も自分の意見を持つことは大切なことです。
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女性天皇は「中継ぎ」とか揶揄されますが、学術的にすべて当てはまるわけではないでしょう。実際の事情は分からないという部分も多いと思います。天皇ではありませんが、卑弥呼や台与、そして神功皇后は「神聖な立場」で重んぜられていたようですし、女性天皇をすべて「中継ぎ」と見るのは安易すぎるかな。
そもそも天皇は「神聖」と「執政」の両側面で成り立っているでしょうし、それは今も変わらないはずです。現憲法において「執政」の側面は制限されていますが、「神聖」な側面に制限はないはず。なので女性天皇を認めないというのは、恣意的に天皇の意味を履き違えているものと私は見ます。
しかし、天皇陛下は男系に限るべきと思います。
継体天皇以降、すべての天皇は男系でしょう。継体天皇ご自身が男系であるのかという点について、いくつかの学説があるかと思いますが、継体天皇以降においては男系で続いているのでは。たとえば元正天皇(女性)はお母様の元明天皇から直接皇位を継いでおり、お父様は草壁皇子です。一見すると女系に見えてしまいますが、お父様の草壁皇子は天武天皇の皇子なので男系になります。
天皇家はここまで男系に拘ってきたのです。遺伝子云々の問題ではなく、男系に拘ることによって天皇は成り立っています。今上陛下がもう男系はやめようと仰るまで、他人が勝手に女系を認めるのはおかしな話です。
また、上記のように、かつてはお父様が天皇ではなくとも、ちゃんと男系でつながっていました。しかし、現代においては、お父様が男系でつながらないという場合も考えられます。もし仮にそうなりますと、お父様の系統の一族が天皇家と深く関わるという事態になり、おかしな問題が出て来そうな予感がします。これは不味い事態です。
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2026年06月01日
東アジア人としての文化や宗教
今、日本では移民問題が取り沙汰されています。政府は人口減を解消する方法として移民推奨、帰化推奨という立場のようです。しかし、文化や宗教というものは、そう簡単に共存できるものではありません。理想を言うのは簡単ですが、隣家ともうまくやれないことが多いことを考えれば、外国人とうまくやることの難しさが分かるでしょう。日本人同士でも、隣り合うとうまくいかない場合があるのです。
宗教家として、仮に移民政策が不可欠であるならば、文化や宗教が私たち日本人と近い外国人を優先するのが得策だと思います。政治体制は異なりますが、今の中国、台湾、朝鮮半島、ベトナムは同一の漢字文化圏でありますし、宗教も共通しています。儒教、道教、仏教という三教の影響力がそれぞれあり、精霊信仰、先祖崇拝、多神教、汎神教が各国の宗教的根底に流れていると思います。
もちろん、社会的ルールの面では難しい側面もあります。たとえばゴミをどのように処理するのかなど、各国での考え方は異なるでしょう。しかし、それは些細なことです。文化や宗教については衝突することが明白ですが、社会的ルールを守ってもらうことはそれほど難しいことではないでしょう。東アジア諸国は、長い歴史のなか大枠として共通の文化や宗教を保持してきました。これは大きな利点だと私は思います。
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もちろん、社会的ルールの面では難しい側面もあります。たとえばゴミをどのように処理するのかなど、各国での考え方は異なるでしょう。しかし、それは些細なことです。文化や宗教については衝突することが明白ですが、社会的ルールを守ってもらうことはそれほど難しいことではないでしょう。東アジア諸国は、長い歴史のなか大枠として共通の文化や宗教を保持してきました。これは大きな利点だと私は思います。
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2026年05月30日
日本の国旗について
私、不思議に思うのですが、国旗としての日章旗に反対の人たちがいるのは多様な思想の観点から理解できるとして、反対の人たちはなんで新しい国旗を制定しようという動きにならないのでしょう。一部ではなっているのかもしれませんが、報道やネットでもほとんど見かけません。国旗に敬意を持つことは国民として必要なことなので、日章旗に反対の人たちは、是非、どんな国旗であれば敬意を持てるのか、一度、提示してみてほしいなと思うのです。
日章旗を損壊するよりも、よほど建設的で前向きな議論になるかと思います。
そもそも日章旗であっても、はるか古代から使用されていたわけではありません。国旗という概念自体存在しない時代にあっては、これも仕方のないことです。使用されたのは江戸時代も末のことかと思いますが、今一度、日本列島の歴史を振り返りまして、どういう国旗であれば納得がいくのか、大いに議論してみたい気もします。
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2026年04月22日
京都の事件の報に触れて
京都の殺人事件について、とても悲しく残念に思います。生きるという彼の意志が、こともあろうに継父によって奪われてしまうとは。本当に言葉もありません。
しかしながら、辺野古の事故でもそうでしたが、報道各社による報道の仕方には疑問が多いです。京都の事件について言えば、たしかにどう殺人に至ったのかも解明されるべき事柄ではありますが、私たちからすれば、むしろ継父によって殺されてしまったということ、敢えて踏み込んで言えば、シングルの親が再婚するという状況下の子について、もっと焦点を当ててほしい。
もう報道する必要がないとか頓珍漢な発言も見ましたが、呆れます。
何のための報道なのか。たしかに騒ぐだけでは無意味。事実を伝えることは基本的には必要だが、どう殺されてしまったのかなど、私たちが知っても実はほとんど意味がない。
そうではなく、今回の件で言えば、子の意志というものを親をはじめ、大人がどのように受け止めることができるのか、ちゃんと受け止められているのか、という大きな課題の共有こそ意味ある報道と言える。ちゃんとこの点、報道してほしいなあ。
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もう報道する必要がないとか頓珍漢な発言も見ましたが、呆れます。
何のための報道なのか。たしかに騒ぐだけでは無意味。事実を伝えることは基本的には必要だが、どう殺されてしまったのかなど、私たちが知っても実はほとんど意味がない。
そうではなく、今回の件で言えば、子の意志というものを親をはじめ、大人がどのように受け止めることができるのか、ちゃんと受け止められているのか、という大きな課題の共有こそ意味ある報道と言える。ちゃんとこの点、報道してほしいなあ。
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2026年04月14日
子どもに冷たい
昭和のころ、故郷での小学生の頃です。放課後など、外で遊んでいる際、近所のおじさんやおばさんによく叱られました。そりゃこっちが悪いんですよ。ボールで窓ガラス割ったりとか、勝手に庭に入るとか。叱られて当然です。あの時は、ほんとけむたい存在でした。
最近はなんか風潮変わりましたね。単にうるさいとか、野球するなとか、しまいにゃ外で遊ぶなとか。私が思うに、こんなことで怒るなって思います。子どもはうるさい、野球もしたい、外で遊びたい、全員とは言いませんが、多くの子がそうでしょう。
子どもに冷たい日本になってきたかなあ。少子化なのにね。地域で子どもを育てるなんて、もうはるか昔の幻想なんでしょう。冷たい大人ばっか。子どもの命が奪われても、あんま報道しなかったり、事件のことを問題視しているのかさえ疑問。
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子どもに冷たい日本になってきたかなあ。少子化なのにね。地域で子どもを育てるなんて、もうはるか昔の幻想なんでしょう。冷たい大人ばっか。子どもの命が奪われても、あんま報道しなかったり、事件のことを問題視しているのかさえ疑問。
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2026年03月23日
思想信条だけでは困るなあ
最近思うんですが、国政や地方政治を問わず、政治家と呼ばれる方のなかには、政治家として向いている方向が頓珍漢な方が一定数いるんだなあと。政治というものは、日本において古来、「まつりごと」とも呼称されていたように、かつては神の意向に沿って、民のために国を治めることを言ったと思います。現代的に言い換えれば、@その政治的な思想信条に基づき、⓶国民市民のために行政を担うことを言うことになりましょう。
この@とA、2つの要素が必要不可欠なはずですよね。@だけだと独裁者になります。⓶だけでは政治は混乱します。現代日本を見て、@だけの方向に傾斜している政治家、いますよね?
政治は政治家の自己実現の場ではありません。世界的に聞こえの言い、流行している標語を連呼して自己陶酔している方はいませんか?その標語、ちゃんと国民市民のためになっていますか?
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2026年02月27日
日章旗の起源
皆さん、日本の国旗について、何か考えたことありますか?
私は小学校時代(公立)、たしか毎週(?)月曜朝であったでしょうか、国旗掲揚があったと記憶しています。係の児童が「君が代」の流れるなか国旗を揚げ、皆でそれを見上げるわけですが、とにかく朝日がまぶしい。太陽の光で国旗のデザインが何も見えないという状況であったのですが、それがまさしく「日章旗」と言えまして、脳裏には太陽光線が焼き付いています。
昭和末期の話ですが、今から思えば革新的な思考が盛んな時代、なかなか保守的な行為であったのかなと思えてきます。とは言え、自分にとってはごく当たり前のことなので、今でも違和感はありません。
進学した獨協中高はドイツ文化にもとづく学校であったからか、国旗掲揚の儀式はありませんでした。国旗を蔑ろにしている雰囲気ではありまでんしたが、最重要ということでもなかったかなと思います。とても自由な学校でしたので、儀式的な行事はあまりありませんでした。小学校時代とは違うなあという感想を持ったと記憶しています。
さて、日本において国旗という概念が導入されたのは明治時代だとは思いますので、日本において古来から旗といえば軍旗になるのかと思います。私は門外漢ですが簡単に調べたところ、いわゆる「錦の御旗」(赤に金丸など)が後鳥羽上皇から下賜されたとあるようですが、官軍の軍旗として定型があったわけではないようです。
では「日章旗」(白に赤丸)はどうかと言えば、これも実際のところは起源がよく分からず、源平合戦において官軍を自称する平家が「錦の御旗」のような「赤に金丸」を使用し、源氏はそれに対抗して「白に赤丸」を使用したとの説があるようです。結果、源氏が勝利をおさめ、後の武家政権はすべて源氏の末裔を名乗ることになるので、「白に赤丸」という「日章旗」に近いものが軍旗として用いられることが多くなったようです。ただし、これも一説だとは思います。
いずれにしましても、金丸でも赤丸でも、それは太陽をモチーフにしているわけで、それは「日出国天子」という言葉につながることは間違いなさそうです。天皇は天照大神の子孫ということですし、天照大神は太陽神です。しかし、ここで一歩引いて冷静に考えるならば、明治政府はなんで「日章旗」をわざわざ国旗として用い続けたのかなと思えてしまいます。徳川幕府が「白に赤丸」を使用するのは、上記のような理由があったとするならば、武家政権として当たり前のことと言えます。明治政府は武家政権ではありませんし、なんでなんだろうかと。。。「赤に金丸」じゃあ、平家っぽくていかんと思ったのでしょうか。
どうやら色々と事情があったようですが、国旗が「日章旗」になった経緯は曖昧な側面もあるにはありそうです。私は国旗には敬意を示すべきと考えますが、だとすればなぜ「日章旗」が国旗であるのか、単純に知りたいと思ったわけです。
意外と謎なんですよね。日本は謎の多い国です。
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私は小学校時代(公立)、たしか毎週(?)月曜朝であったでしょうか、国旗掲揚があったと記憶しています。係の児童が「君が代」の流れるなか国旗を揚げ、皆でそれを見上げるわけですが、とにかく朝日がまぶしい。太陽の光で国旗のデザインが何も見えないという状況であったのですが、それがまさしく「日章旗」と言えまして、脳裏には太陽光線が焼き付いています。
昭和末期の話ですが、今から思えば革新的な思考が盛んな時代、なかなか保守的な行為であったのかなと思えてきます。とは言え、自分にとってはごく当たり前のことなので、今でも違和感はありません。
進学した獨協中高はドイツ文化にもとづく学校であったからか、国旗掲揚の儀式はありませんでした。国旗を蔑ろにしている雰囲気ではありまでんしたが、最重要ということでもなかったかなと思います。とても自由な学校でしたので、儀式的な行事はあまりありませんでした。小学校時代とは違うなあという感想を持ったと記憶しています。
さて、日本において国旗という概念が導入されたのは明治時代だとは思いますので、日本において古来から旗といえば軍旗になるのかと思います。私は門外漢ですが簡単に調べたところ、いわゆる「錦の御旗」(赤に金丸など)が後鳥羽上皇から下賜されたとあるようですが、官軍の軍旗として定型があったわけではないようです。
では「日章旗」(白に赤丸)はどうかと言えば、これも実際のところは起源がよく分からず、源平合戦において官軍を自称する平家が「錦の御旗」のような「赤に金丸」を使用し、源氏はそれに対抗して「白に赤丸」を使用したとの説があるようです。結果、源氏が勝利をおさめ、後の武家政権はすべて源氏の末裔を名乗ることになるので、「白に赤丸」という「日章旗」に近いものが軍旗として用いられることが多くなったようです。ただし、これも一説だとは思います。
いずれにしましても、金丸でも赤丸でも、それは太陽をモチーフにしているわけで、それは「日出国天子」という言葉につながることは間違いなさそうです。天皇は天照大神の子孫ということですし、天照大神は太陽神です。しかし、ここで一歩引いて冷静に考えるならば、明治政府はなんで「日章旗」をわざわざ国旗として用い続けたのかなと思えてしまいます。徳川幕府が「白に赤丸」を使用するのは、上記のような理由があったとするならば、武家政権として当たり前のことと言えます。明治政府は武家政権ではありませんし、なんでなんだろうかと。。。「赤に金丸」じゃあ、平家っぽくていかんと思ったのでしょうか。
どうやら色々と事情があったようですが、国旗が「日章旗」になった経緯は曖昧な側面もあるにはありそうです。私は国旗には敬意を示すべきと考えますが、だとすればなぜ「日章旗」が国旗であるのか、単純に知りたいと思ったわけです。
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2026年02月15日
宗教法人課税の是非
インターネット上において、宗教法人課税の是非について議論があります。今回の件は、週刊誌記事に端を発したようですが、多くの方が課税したほうが良いと感じられているので、ここまで議論になっているのだと思います。以下、関係する事項を書き連ねてみます。
まず、宗教法人は非営利法人なので営利目的の法人ではありません。宗教法人の活動目的は、善福寺の謄本を見ますと、大まかに言いまして、@浄土真宗の教義を広める、A法要儀式を行う、B信者の教化育成を行う、C上記@−Bを達成するに必要な業務や事業を行う、D礼拝施設や財産を維持する、とあります。
つまり、これ以外の目的で行動してはならんのです。金儲けのために行動してはいけません。儲かる、つまり黒字化させる必要はありますが、それが目的になってはいけないのです。とは言いましても、実際のところ上記@−Dを拡大解釈することは可能ですし、明らかに逸脱している思考の宗教法人はあることでしょう。まあ、こういう輩はどの業界にもいるわけですが、同じ宗教家として非常に迷惑です。
そして、宗教法人の活動は「宗教活動」と「収益事業」に分けられまして、上記@−Dが「宗教活動」となりますが、Cには「宗教活動」を達成するために必要な「収益事業」も含まれます。「収益事業」は多岐にわたりますが、余剰境内における不動産業、幼稚園や保育園経営、物品販売事業など、こうした事業には法人税が課税されます。ただし、会社法人よりも優遇された税率となっています。「宗教活動」には法人税は課税されていません。「宗教活動」による収入とは、すなわちお布施です。お布施は非課税なのです。
税金に関して補足しますと、固定資産税は「宗教活動」で使用している部分は非課税ですが、「収益事業」で使用している部分は課税されます。一般的にはほとんど非課税でしょう。
なお、よく勘違いされるのですが、住職は宗教法人の代表役員で、役員報酬を宗教法人から得ています。役員報酬は会社法人と同じ位置づけなので、当然、同じように所得税が課税されます。普通に税金を納めているわけです。社会保険料も同じように加算されます。ここは一般と同じなのです。よく「坊主丸儲け」と揶揄されますが、残念ながら坊主は丸儲けではないのです。
宗教法人と言いましても、善福寺のような個人経営と言える小さな一般寺院から、本山や宗派のような一般寺院を包括する立場の大きな団体もあります。これは神社でも同じで、初詣でなどで全国的に名が知られている大きな神社もあれば、宮司さんひとりがいくつも兼務されているような地域の小さな神社もあり、それぞれが宗教法人格を持っています。また、新宗教になりますと、宗教法人格は1つということもあるかもしれませんが、全国的に支部を展開されているところもあります。
こうした宗教法人に対して一律に課税するというのは、かなり無茶な発想かと感じます。「収益事業」で黒字を出している宗教法人には一般的な税率で課税しても構わないとは思いますが、地道に「宗教活動」だけを行っている宗教法人に課税しますと、地域のお寺や神社が消滅するという事態もあり得ます。課税には工夫が必要です。たとえば、法人税に関して言えば、境内や本堂の維持には思った以上に経費がかかるので、法人税が課税されてもそれほど納税額は大きくはないかもしれません。しかし、固定資産税は厳しいかなと思います。境内や本堂があるだけで毎年納税となりますと、納税するために収入を今まで以上に上げないといけません。これは無理です。固定資産税によって消滅するお寺や神社はあるでしょう。
日本の現状を考えますと、宗教法人への課税が検討されることもやむなしとは思いますが、政府には宗教法人の実情をよくよく知ってもらいたいと思います。
最後に私見ですが、私はやはり政教分離の原則から宗教法人の税制を考えるべきかと思います。海外では宗教法人が政治活動をすれば、その税制優遇を停止するという国もあるそうです。国が特定の宗教に肩入れしない政教分離なのですから、宗教法人にも政治活動の自由があるとはいえ、一切の政治活動をしない見返りとして税制優遇があるのは、多くの方の賛同を得られると思います。また、信教の自由という側面から考えましても、その宗教法人の教えを信じる思いでお布施をしたつもりが、そのお布施が納税の原資となってしまうようでは、信教の自由が守られているとは言い難くなります。政府の方針とは相容れない宗教法人もあるわけで、やはり政教分離の原則は徹底してもらいたいと思うのです。
とにかく政教分離です。
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まず、宗教法人は非営利法人なので営利目的の法人ではありません。宗教法人の活動目的は、善福寺の謄本を見ますと、大まかに言いまして、@浄土真宗の教義を広める、A法要儀式を行う、B信者の教化育成を行う、C上記@−Bを達成するに必要な業務や事業を行う、D礼拝施設や財産を維持する、とあります。
つまり、これ以外の目的で行動してはならんのです。金儲けのために行動してはいけません。儲かる、つまり黒字化させる必要はありますが、それが目的になってはいけないのです。とは言いましても、実際のところ上記@−Dを拡大解釈することは可能ですし、明らかに逸脱している思考の宗教法人はあることでしょう。まあ、こういう輩はどの業界にもいるわけですが、同じ宗教家として非常に迷惑です。
そして、宗教法人の活動は「宗教活動」と「収益事業」に分けられまして、上記@−Dが「宗教活動」となりますが、Cには「宗教活動」を達成するために必要な「収益事業」も含まれます。「収益事業」は多岐にわたりますが、余剰境内における不動産業、幼稚園や保育園経営、物品販売事業など、こうした事業には法人税が課税されます。ただし、会社法人よりも優遇された税率となっています。「宗教活動」には法人税は課税されていません。「宗教活動」による収入とは、すなわちお布施です。お布施は非課税なのです。
税金に関して補足しますと、固定資産税は「宗教活動」で使用している部分は非課税ですが、「収益事業」で使用している部分は課税されます。一般的にはほとんど非課税でしょう。
なお、よく勘違いされるのですが、住職は宗教法人の代表役員で、役員報酬を宗教法人から得ています。役員報酬は会社法人と同じ位置づけなので、当然、同じように所得税が課税されます。普通に税金を納めているわけです。社会保険料も同じように加算されます。ここは一般と同じなのです。よく「坊主丸儲け」と揶揄されますが、残念ながら坊主は丸儲けではないのです。
宗教法人と言いましても、善福寺のような個人経営と言える小さな一般寺院から、本山や宗派のような一般寺院を包括する立場の大きな団体もあります。これは神社でも同じで、初詣でなどで全国的に名が知られている大きな神社もあれば、宮司さんひとりがいくつも兼務されているような地域の小さな神社もあり、それぞれが宗教法人格を持っています。また、新宗教になりますと、宗教法人格は1つということもあるかもしれませんが、全国的に支部を展開されているところもあります。
こうした宗教法人に対して一律に課税するというのは、かなり無茶な発想かと感じます。「収益事業」で黒字を出している宗教法人には一般的な税率で課税しても構わないとは思いますが、地道に「宗教活動」だけを行っている宗教法人に課税しますと、地域のお寺や神社が消滅するという事態もあり得ます。課税には工夫が必要です。たとえば、法人税に関して言えば、境内や本堂の維持には思った以上に経費がかかるので、法人税が課税されてもそれほど納税額は大きくはないかもしれません。しかし、固定資産税は厳しいかなと思います。境内や本堂があるだけで毎年納税となりますと、納税するために収入を今まで以上に上げないといけません。これは無理です。固定資産税によって消滅するお寺や神社はあるでしょう。
日本の現状を考えますと、宗教法人への課税が検討されることもやむなしとは思いますが、政府には宗教法人の実情をよくよく知ってもらいたいと思います。
最後に私見ですが、私はやはり政教分離の原則から宗教法人の税制を考えるべきかと思います。海外では宗教法人が政治活動をすれば、その税制優遇を停止するという国もあるそうです。国が特定の宗教に肩入れしない政教分離なのですから、宗教法人にも政治活動の自由があるとはいえ、一切の政治活動をしない見返りとして税制優遇があるのは、多くの方の賛同を得られると思います。また、信教の自由という側面から考えましても、その宗教法人の教えを信じる思いでお布施をしたつもりが、そのお布施が納税の原資となってしまうようでは、信教の自由が守られているとは言い難くなります。政府の方針とは相容れない宗教法人もあるわけで、やはり政教分離の原則は徹底してもらいたいと思うのです。
とにかく政教分離です。
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2026年02月08日
選挙〜宗教家としての願い
今日は衆議院選挙ですね。私はどちらかと言えば保守的な思想・思考ですが、宗教家として高市首相にお願いしたい点がいくつかあります。
まずは政教分離の問題です。政教分離は国家が特定の宗教に肩入れしないということですが、宗教団体が直接政治に参入できる状況も排除していただきたい。宗教団体がどの政党を支持するのかは自由ですが、宗教の性格上、信者による集票機能が働きやすい。これを組織的に利用するならば、宗教団体の意思が直接政治に影響を及ぼす可能性を捨て切れません。
そして靖国神社の問題です。この問題は様々な角度から議論されてきましたが、そもそも、以下の点が根本的に問題です。
靖国神社の創立背景には、国家のために内外の戦争で殉じた方々を顕彰するという意向がありますが、現在の靖国神社は官営、すなわち国立ではありません。靖国神社はひとつの宗教法人なので、所轄官庁の指導のもと、どのような宗教思想や歴史観を持っていても問題ではありませんが、ひとつの宗教法人にだけ政府が公式参拝したり肩入れすることは問題です。
たとえば、かつて総国分寺として建立された東大寺においても、現在、全戦没者の慰霊法要は営まれています。宗教法人はそれぞれの思想に基づいて行動しますので、靖国神社と東大寺ではもちろん考え方は異なります。したがいまして、靖国神社が現代日本という国家を代表することにはなるはずもなく、そこに政府が公式参拝や肩入れをしても何の意味もありません。
靖国神社に拘るのであれば、宗教法人格を外して国立化し、無宗教も含めたどのような思想の方でも訪れて追悼できる施設に改装するしかありません。実際、無宗教であっても追悼は可能です。そうすれば公式参拝や肩入れは可能ですが、名称は神道形式から変更する必要もあります。こうなるともう靖国神社ではなくなるので、あまり現実的ではないでしょう。靖国神社は宗教法人の靖国神社として、今まで通り創立からの思想信念をもって存在すべきだと思います。なお靖国神社の問題は国内問題なので、外国の意向は関係ありません。
最後に歴史観の問題です。宗教的なファンタジーである日本神話に基づく歴史観を、現代政治に直接持ち込むことには反対です。分かりやすい例を挙げますと、『日本書紀』や『古事記』の歴史観というものは、客観的な事実ではなく、倭国の大王が日本の天皇となるにあたり制定されたいわゆる「正史」であり、天皇の権威を宗教的に高める狙いが明白です。この歴史観によりますと、日本は神の子孫たる天皇を中心とした神国であり、人々はすべてその臣民であるという回答が出てきてしまいます。しかし、これはあくまでも過去において意義があった事象であり、現代日本においては、日本神話という枠を出るものではありません。
善福寺伊東家の先祖は藤原南家であり、私は今上天皇を深く尊敬しています。決して皇室不要論などに与するものではありませんし、日本の歴史において天皇一族が果たしている役割にも敬意を持っています。しかし、だからこそ天皇という存在を客観視し、一度、神話から切り離して再度、象徴天皇としての現代的な天皇論を構築すべきかと思うのです。神話は宗教ですので、宗教の持つ排他性にともなう集団的暴走を助長する面があります。神話であっても作者もしくは編集者はいます。そういう意味で意図的なのです。
私は日本が好きです。日本は宗教性に富んだ国だと思いますが、国教はありません。こうしたことを今一度、しっかり頭のなかに入れ直して政治に取り組んでもらいたいものです。
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まずは政教分離の問題です。政教分離は国家が特定の宗教に肩入れしないということですが、宗教団体が直接政治に参入できる状況も排除していただきたい。宗教団体がどの政党を支持するのかは自由ですが、宗教の性格上、信者による集票機能が働きやすい。これを組織的に利用するならば、宗教団体の意思が直接政治に影響を及ぼす可能性を捨て切れません。
そして靖国神社の問題です。この問題は様々な角度から議論されてきましたが、そもそも、以下の点が根本的に問題です。
靖国神社の創立背景には、国家のために内外の戦争で殉じた方々を顕彰するという意向がありますが、現在の靖国神社は官営、すなわち国立ではありません。靖国神社はひとつの宗教法人なので、所轄官庁の指導のもと、どのような宗教思想や歴史観を持っていても問題ではありませんが、ひとつの宗教法人にだけ政府が公式参拝したり肩入れすることは問題です。
たとえば、かつて総国分寺として建立された東大寺においても、現在、全戦没者の慰霊法要は営まれています。宗教法人はそれぞれの思想に基づいて行動しますので、靖国神社と東大寺ではもちろん考え方は異なります。したがいまして、靖国神社が現代日本という国家を代表することにはなるはずもなく、そこに政府が公式参拝や肩入れをしても何の意味もありません。
靖国神社に拘るのであれば、宗教法人格を外して国立化し、無宗教も含めたどのような思想の方でも訪れて追悼できる施設に改装するしかありません。実際、無宗教であっても追悼は可能です。そうすれば公式参拝や肩入れは可能ですが、名称は神道形式から変更する必要もあります。こうなるともう靖国神社ではなくなるので、あまり現実的ではないでしょう。靖国神社は宗教法人の靖国神社として、今まで通り創立からの思想信念をもって存在すべきだと思います。なお靖国神社の問題は国内問題なので、外国の意向は関係ありません。
最後に歴史観の問題です。宗教的なファンタジーである日本神話に基づく歴史観を、現代政治に直接持ち込むことには反対です。分かりやすい例を挙げますと、『日本書紀』や『古事記』の歴史観というものは、客観的な事実ではなく、倭国の大王が日本の天皇となるにあたり制定されたいわゆる「正史」であり、天皇の権威を宗教的に高める狙いが明白です。この歴史観によりますと、日本は神の子孫たる天皇を中心とした神国であり、人々はすべてその臣民であるという回答が出てきてしまいます。しかし、これはあくまでも過去において意義があった事象であり、現代日本においては、日本神話という枠を出るものではありません。
善福寺伊東家の先祖は藤原南家であり、私は今上天皇を深く尊敬しています。決して皇室不要論などに与するものではありませんし、日本の歴史において天皇一族が果たしている役割にも敬意を持っています。しかし、だからこそ天皇という存在を客観視し、一度、神話から切り離して再度、象徴天皇としての現代的な天皇論を構築すべきかと思うのです。神話は宗教ですので、宗教の持つ排他性にともなう集団的暴走を助長する面があります。神話であっても作者もしくは編集者はいます。そういう意味で意図的なのです。
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2026年01月27日
「帰化人」が差別用語??
最近、よく「帰化人」という言葉を目にします。外国人問題に関連して、「帰化人」は差別用語だという意見もあるそうです。う〜む、「帰化人」と聞くと、私はまず「渡来人」をイメージしてしまうのですが、たしかに現代社会でも一般的に使われていますよね。
そもそも「帰化」するとは、歴史的には天皇の徳が及ぶ範囲に帰するという意味で、差別用語でもなんでもないんだが、どういうことなんかな。もちろん、現代においては「日本国籍取得者」という意味なので、「帰化」がただちに天皇の徳に云々とはならないわけだけど、これが差別用語というのは違和感あるなあ。
古代、「帰化人」はたくさんいたわけで、そういう人々もいわゆる日本人の一部なんだと思います。私たちにも「帰化人」の血は流れているし、「帰化人」も含めて日本人なはずです。当然、日本文化も「帰化人」がもたらした文物から発展した文化も含めて日本文化なわけで、分けることの意味が私にはよく分かりません。
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そもそも「帰化」するとは、歴史的には天皇の徳が及ぶ範囲に帰するという意味で、差別用語でもなんでもないんだが、どういうことなんかな。もちろん、現代においては「日本国籍取得者」という意味なので、「帰化」がただちに天皇の徳に云々とはならないわけだけど、これが差別用語というのは違和感あるなあ。
古代、「帰化人」はたくさんいたわけで、そういう人々もいわゆる日本人の一部なんだと思います。私たちにも「帰化人」の血は流れているし、「帰化人」も含めて日本人なはずです。当然、日本文化も「帰化人」がもたらした文物から発展した文化も含めて日本文化なわけで、分けることの意味が私にはよく分かりません。
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2026年01月22日
善福寺楽友会(うたの会)ご案内
善福寺では、ソプラノ歌手の橋本京子先生をお招きいたしまして、毎月、第四木曜日に楽友会(うたの会)を開催しております。ピアノ伴奏(宮内未希先生)で懐メロを一緒に歌ってみませんか?お待ちしております。
善福寺楽友会(うたの会)
毎月第四木曜日午後1時から3時
1回につき1,000円をいただいております
皆様、是非、お越しください。
お問い合わせ…善福寺0465(74)0371

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2026年01月17日
日本はやはり宗教的
こないだ私を含めた数人での会話のなかで、「神武天皇」への言及がありました。実在しないの?、という問いかけがあり、私は学術的にはほぼ実在しないと言われていると回答しました。もちろん私は史学専門ではなく門外漢ですが、実在しているならば縄文時代となることから、まあいないだろうなあとは思います。あくまでも神話において存在しているのであり、神話において意味深いことです。ただ、実在はしない。実在しないからと言って、神武天皇が無価値になるわけもなく、そこは合理的に考えたいと思っています。
この会話で私が漠然と感じたことは、ああ、日本はやはり宗教的な国なんだなあということです。神武天皇が実在したことが普通に捉えられることもある。天照大神から瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、そして神武天皇から今上天皇まで、天皇とされる御代は126代を数えます。歴代天皇のなかには仏教に帰依された方も多く、神仏習合のなか神話は伝持されてきたのでしょう。今、神道においてはもちろん、仏教においても天皇の御代が安泰であることを祈祷する寺院はあり、宗教として神話は生きていると言えます。
ただし、私はこうした神話を政治に持ち込むことには反対です。いわゆる「皇国史観」というものなのでしょうが、この神話の原設定をしたのは、おそらく天武天皇あたりでしょう。神話とはいえ、誰かが制作していることは間違いありません。言い伝えであっても、それを取捨選択してまとめた人がいるからこそ、現代に伝わっています。内容は、恣意的なのです。あくまでも日本における神話なのであって、それをそのまま現代政治に持ち込むことに合理性はなく、為政者にいいように使われてしまう危険性があります。
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この会話で私が漠然と感じたことは、ああ、日本はやはり宗教的な国なんだなあということです。神武天皇が実在したことが普通に捉えられることもある。天照大神から瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、そして神武天皇から今上天皇まで、天皇とされる御代は126代を数えます。歴代天皇のなかには仏教に帰依された方も多く、神仏習合のなか神話は伝持されてきたのでしょう。今、神道においてはもちろん、仏教においても天皇の御代が安泰であることを祈祷する寺院はあり、宗教として神話は生きていると言えます。
ただし、私はこうした神話を政治に持ち込むことには反対です。いわゆる「皇国史観」というものなのでしょうが、この神話の原設定をしたのは、おそらく天武天皇あたりでしょう。神話とはいえ、誰かが制作していることは間違いありません。言い伝えであっても、それを取捨選択してまとめた人がいるからこそ、現代に伝わっています。内容は、恣意的なのです。あくまでも日本における神話なのであって、それをそのまま現代政治に持ち込むことに合理性はなく、為政者にいいように使われてしまう危険性があります。
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2025年12月24日
クリスマスこそキリスト教理解
今日はクリスマス・イブですね。若い頃はまさに命懸けで頑張っていました。今、うちの若い人たちは誰も家にいません。女房と家でキリスト教への理解を深めたいと思っています。そもそも日本における「クリスマス」は商業路線に乗ったキャンペーンなのですが、ちゃんと本質を理解する意義は深いと思います。敬虔なキリスト教徒の方も日本にはおられるわけですし、外国人との交流方法が課題である昨今、まずは親しみのあるところから知りたいと思っています。
宗教は本来、その意義からすれば「寛容」であるはずです。皆がよりよく生きるためにあるのが宗教なので、宗教が原因で戦争なんて、まったく無意味です。もし、戦争を煽っているのが宗教であるならば、その宗教は正しい方向へは進んでいない、つまり解釈や運用が間違っているということになります。実のところ、間違えた解釈と運用はいくらでも可能です。人を救う教えであるにも関わらず、それを曲解して勝手に戦争利用することは簡単なのです。新しい宗教が出てきて、蓋を開けてみれば既存の伝統宗教の切り貼りで、それを恣意的に乱用しているだけなんてこといくらでもあります。
宗教は寛容でなければいけません。異なる宗教であっても、互いに寛容に、そして互いに理解し合えば併存は可能です。日本の神社とお寺だってそうでしょう。元々はまったく異なる宗教でしたが、紆余曲折あったとはいえ、今では普通に併存しています。不可能はありません。相互に理解し、相手を尊重する姿勢こそ大切です。どちらか一方だけではなく、互いにという点が重要です。お互い理解を深めましょう。
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2025年12月10日
歴史から学ぼう
できるだけ正しいと思える方向に進むためには、歴史から学びを得ることが近道です。歴史は「結果」の宝庫です。ああすれば、どうなる、どうなった、ということが事実として存在します。もちろん今とは状況が違うわけですが、人と人との営みという点では異なりません。
善福寺が展開する「のこす記憶.com」では、人生のヒントを歴史から学ぼうというコラムを掲載しています。荒波を生きる上で、何が大切であったのか、歴史上の人物の生き様から学ぶことは多そうです。
最新の歴史読物コラム「北畠氏 〜伊勢の公家大名〜」
https://nokosukioku.com/note/?nokosukioku_column=%e5%8c%97%e7%95%a0%e6%b0%8f-%ef%bd%9e%e4%bc%8a%e5%8b%a2%e3%81%ae%e5%85%ac%e5%ae%b6%e5%a4%a7%e5%90%8d%e2%91%a0%ef%bd%9e
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2025年12月03日
報恩講も終えまして
投稿に少し間が空いてしまいました。先月、報恩講も終えまして、やや気が抜けた状態で過ごしておりました。もう12月なりまして、あっという間に除夜の鐘です。小学生時代は1年が長く、6年間なんて永遠に感じられたものですが、今となってはその10倍ぐらいの速さで時が経ちます。仏教では時間を主観的なものとして捉えますので、仏教的に考えれば、自分自身の心の動きが早くなった、つまり、1つ1つ学び成長していくような時間がなくなった、ということなのでしょう。おじさんになりまして、毎日、何かを学ぶということは、人生を長く感じるという意味でも大切なようです。
以下、今年の報恩講の様子になります。ご覧いただければ幸いです。
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2025年10月30日
11月法話会のご案内
11月の法話会は2日(日)の午後2時から本堂で開催いたします。浄土真宗と仏教全般のお話になります。是非、ご参加ください。ちなみに参加費はとくにございません。
善福寺永代供養墓
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2025年10月24日
報恩講/能楽奉納のお知らせ
本年も報恩講の季節となりました。
是非、皆様でお参りください。
◎逮夜法要11月15日(土)
・午後4時〜法要
・午後5時〜能楽奉納「三輪」
鎌倉能舞台
◎日中法要11月16日(日)
・午後1時〜法要とギター演奏
・午後2時〜医療講座 伊東佳子先生
講座「脳卒中について」
合掌
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2025年10月22日
Xポスト「グエー死んだンゴ」に触れて
Xで「グエー死んだンゴ」というポストを見ました。見られた方も多いでしょう。確実なことは分かりませんが、大学生が癌で亡くなり、ご本人が生前に予約投稿していたものが、死後にポストされたものと言われています。おそらく、本当のことと思われます。22歳であったとのことです。
亡くなられた方がポストしたかたちになるので、まるで死後の言葉のように響きました。しかも、インターネットでよく使われるジョークの言葉づかいなので、ユーモアを感じた方も多いことでしょう。私もそう感じますた。彼のナイスな人柄がよく現れているのかもしれません。
しかし同時に、とても無念で悲しい気持ちにもなりました。おそらく、おそらくですが、もっと生きたいという彼の叫びに思えたからです。やりたいこともたくさんあったことでしょう。インターネットに親しんでいた彼は、インターネットの仲間たちにそう伝えたかったのかもしれません。
今、このポストを見られた方々から、国立がん研究センターなどに治療・研究のための寄付をする動きが広がっています。多くの方が癌で亡くなっています。私の母も膵臓癌で亡くなりました。あっという間に亡くなってしまいました。命あるものは必ず死を迎えるわけですが、それでもなお、少しでも癌治療の研究が進めばと私も思います。昨晩、神奈川県の県立がんセンターに寄付の申し込みをしました。
誰であっても死にたくはありません。仏教ではそれもまた煩悩だと説きますが、同時にこの世で克服できるようなものではないとも説きます。いわゆる害虫であっても、捕ろうとして追いかければ必死で逃げます。危険で攻撃性が高いと言われるムカデであっても、その体をくねらせて必死で逃げるのです。私はムカデが大の苦手ですが、命あるものは皆、生きたいのです。
「グエー死んだンゴ」の彼の叫びは、多くの方を動かしました。それはおそらく、彼の命への叫びだったからだと私は思います。ユーモアあふれる彼、今は成仏した彼に、合掌
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