2011年02月27日

日本のお寺,危険水域

日本のお寺ってのは不思議なところです.多くの場合,住職家族が住んでいますし,お寺でありながら,やたらと生活感漂う部分もあります.庫裏(くり,=坊さんの居住棟)なんてもう完全に住職ん家って感じです.実は法律上は境内伽藍はすべて宗教法人の所有(の場合が多い)ので,住職の持ち家じゃないんです.だからリフォームしようとしても,個人では簡単にローンは組めません.実際,私もいくつか金融機関をあたりまして,断られたところもありました.法人でローンを組めば良かったのでしょうが,台所やお風呂などですからねえ,迷った挙句,個人で組みました.

実はそのローン(7年)がこないだ終わりまして,一安心です.子どもも小学生になりまして,そろそろ教育費の問題が,という時期なのでした.現在,日本のお寺の多くはこんな感じで,チベットやタイの僧院とはかなり異なります.もともと世襲であった宗派だけではなく,ほとんどの宗派が今では世襲化していますので,内部は一般家庭と変わらないところが多いと思います.が,だけどお寺なのです.ここが不思議なところで,大学や宗派で習う仏教史の知識からしますと,明治時代,そしてとくに戦後,飛躍的にお寺は変化しました.

この現状がけしからんと言うのは簡単です.しかしこれも日本の風土や国民性からもたらされたものであるならば,坊さんは真摯に受け止めねばならないと思います.簡単に言えば,しっかりと社会に必要とされる存在で居続けなければならないということです.今,これが危ない.もう危険水域かもしれません.まさか仏教の話のできない坊さんはいないとは思いますが,地域の一般寺院であるならば,仏教を積極的に語っていかなければならないと思います.

posted by DJショウゲン at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教 住職恣意 -jyushokushii
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