2025年05月13日

特別な人なんていない

人は皆、凡夫です。凡人なのです。特別に優れている人はいない。もし仮に特別に優れている人がいるならば、こんなに世界中で戦争はしていない。しかし、こうした凡夫観というものは、宗教においてしか見いだされにくい。仏や神を前にしたとき、自分の愚かさにようやく気づくのが人だから。

資本主義だろうと、共産主義だろうと、どれも人がそのシステムを運用するかぎり同じ。資本主義だと資本がある限り自由でいられるという前提だけど、資本家以外は隷属化してしまう。共産主義は一見すると平等ではあるけれど管理運営をする支配層によって独裁化が進み、それ以外は隷属化してしまう。

まず私たちは皆、凡夫なのだという視点に立たないと、世界はまるでうまくいかない。人はとにかく欲張りで自分勝手なのが本性なのだから。宗教であっても、自分たちだけが特別だという考えは非常に危険。


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posted by 伊東昌彦 at 07:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教 教え〜事事無礙 -jijimuge
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