昨日は教育委員の役目で、地元公立小学校の卒業式に参列しました。外国籍の可能性のある卒業生はいませんでしたが、地域によっては多いと聞きます。もちろん、法律に則って入国されている外国籍の方であれば、何の問題もありません。あたり前ですが、問題は不法入国者です。
不法入国者の子どもたちを公立学校に受け入れるのか、これは大きな問題です。受け入れに関して、私は門外漢ですが、おそらく法的に明確な根拠はないでしょう。法的には強制的に本国へ送還し、本国で教育を受けてもらうべきかと思えます。
ただし、現状はそううまく運びません。観光目的で入国しそのまま行方不明となり、不法に就労している人もいるでしょう。また、難民申請を繰り返し、何十年も法的に曖昧と言えるような状態で滞在する人もいるそうです。申請中であれば滞在可能なのでしょうが、法の穴をすり抜けているとも受け取れます。
さて、どうしたものでしょう。国は人道的な観点から入学許可を与えているようです。
難しい問題です。
こうした子たちを野放しにしておけば、行き場がなく犯罪に巻き込まれたり、犯罪者になってしまう場合もあるでしょう。そうならないためには、人道的な観点から法的な根拠がなくとも、日本人と同じように教育を受けさせるべきでしょう。
しかし、日本の教育を無償で受けさせたいからという理由で不法入国者が増えては、まったくの本末転倒です。強制送還させるべきとの見方は、こうした事情に鑑みての判断かと思います。
私にどうすべきとの判断は出来ませんが、公立学校の教育は社会人として生きる準備の生命線とも言えます。家庭環境が複雑であったり、家庭での教育がままならない子たちにとって、公立学校がなければ学ぶ機会が皆無に近くなってしまうからです。これは上記のような外国籍の子たちに限らず、日本人の子においても同じことが言えます。
改めて、公立学校の大切さを思いました。
私は外国籍の方が日本で増えていくことに反対ではありませんが、日本の文化を理解し、私たち日本人の生き方を大切にして欲しいと思っています。それが出来ないのであれば、本国に帰って欲しい。公立学校は今後、日本の文化や生き方を伝える重要な場になっていくかもしれません。国の判断でこうした子たちの入学を許可するのであれば、しっかりとこの点を大切にし、教育の現場で実行することが日本のためになります。
政治家の人、わかっているのかな。
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2025年03月20日
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