2024年04月27日

個別の貴重な宗教体験を

お寺の行事と言えば、人数動員して大勢で何かするというのが伝統的でした。たとえば本山への団体参拝や、末寺での報恩講など、門徒さんと一緒に出来れば大勢で行うほうが望ましいと。しかし、時代とともに門徒さんも参拝の時間が取れなくなり、お寺も地域の役目や兼職があったりして忙しいのが常態的です。

人数動員を否定するつもりもありませんが、そろそろこういう大がかりな行事に心血注ぐのではなく、こじんまりとしていても、同じように伝道布教は出来ることに気づいていきたくなってきました。

人数がたくさんで盛り上がっているように見えますと、ご法義が大いに繁昌しているかと思えてもきます。しかし、客寄せとも言えるイベントに頼っていることもありますし、費用ばかり甚大で中身がねえ、どうも本当に伝わっていますか?

本山行事への団体参拝はそれで良いとは思いますが、流れ作業のように参拝することも否めません。?、何をしに来たのかいなと?私でもなりそうです。まるで遊園地のように、何から何まで用意されており、参拝者は思い切り受け身状態です。たしかに演出はすごい費用かかっていそうですが、・・・倹約も大事です。

団体ではなく、個別に貴重な宗教体験が出来るような対応のほうが、これからは中身の濃い伝道布教になるようにも思えます。善福寺でも行事を減らしました。実際、門徒さんも忙しく動員が難しいケースもあります。大きな行事は報恩講だけにしまして、個別の体験を重視するような受け皿を作っていきたいと思っています。


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posted by 伊東昌彦 at 14:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教 住職恣意 -jyushokushii
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