次男は小学校6年生です。今朝も7時50分の学校開門時間に合わせて家を出ました。しかしこの時間だと、通学路に他の登校児童はあまりいないそう。多くの児童が、開門より早い時間に学校に到着して門前で待っているようです。なるほど、早起きはいいことですし、早く学校に行って友達と会いたいということもあるでしょう。私自身のことを振り返りましても、8時15分開門でしたが、時間前に門前で待っている友達もいたように記憶しています。遅いよりも早いほうがいいとは思います。
ただどうも次男の学校は早すぎるように感じます。開門よりも20分早い7時30分にはかなりの児童が集まっているようです。以前、開門時間前に登校しないように、とのお達しが学校からありましたが、あまり改善されていないのでしょう。朝から門前でガヤガヤですと、近隣の方にも迷惑がかかります。あまり早い時間に到着しますと、まだ当番の先生も来ていないような状況になるかもしれません。何かトラブル、事故や事件に巻き込まれますと、これは非常に問題です。
早く登校する児童がいますと、先生もそれに合わせて早く出勤することもあるでしょう。先生にも家庭を持たれている方は大勢いるでしょうし、お子さんもいらっしゃることもあろうかと思います。先生の働き方について、今、ようやく改善の兆しが見えてきています。先生は何でも屋ではありませんし、先生にだってご自身の生活があります。それを無視するような感覚が保護者にありますと、先生たちは疲弊してしまいます。先生になりたいと思う学生が減ってしまうとことも、もしかしたらあるかもしれません。
実のところ、早い時間に登校するということの背景には保護者の都合もあるようです。保護者の出勤時間に合わせて子も家から出してしまうというわけです。出勤時間が早い会社であれば、こういうこともあるでしょう。子を置いて出勤するわけにはいかないという事情も理解できます。しかしながら、学校はそれぞれの家庭のフォローをしているわけではありません。ましてや、先生が児童の家庭の事情に合わせて出勤するということは、教育環境のあり方としておかしいと思います。
教育というものは、まず家庭があって、そこに学校や地域が関係してきます。もちろん様々なケースがありますが、基本的には家庭中心でなければ、子の教育をすることは難しくなります。だってそうでしょう、自分たちが授かった子なわけですから、家庭中心でなくどうするというのでしょうか。先生は家庭の事情も理解してくれますし、できるだけ寄り添ってくれるよう努力をされていることが多いかと思います。だからと言いまして、保護者が早く出勤をするから、校門も早く開けてくれというのは甘えを通り越して、無茶苦茶です。
私たち保護者は、学校というものをどこか勘違いしているのかもしれません。子を主に教育するのは家庭であって、学校は副次的な存在です。歴史的に見ても、寺小屋だって江戸時代になってようやく出来たものです。寺小屋がなければ、当たり前ですが家庭で子を教育してきたのです。子を育てることは大変なことです。現代的には出費もかなり多くなります。私が小学校のころは専業主婦のお母ちゃんも多かったと思いますが、今は共働き家庭が主流です。女性が働きに出ることは大いに結構なことですが、そうしないともたない事情もあります。一般論ですが、お父ちゃんの給料が上がらないのです。
先生方は家庭の事情に合わせて早く出勤する必要はありませんが、児童が早く登校してしまうことの背景は、実際には単純なことではなく、日本の社会や経済の複雑な事情がそのまま反映されてのことと言えましょう。子を育てるには出費がかさむと書きましたが、本当にお金のかかる世の中になったと感じます。ただ、わが家では子を3人恵まれまして、それなりに元気に育ってくれている現状において、振り返れば無駄な出費も多かった。たとえば水泳教室。次男だけ幼稚園から5〜6年はやったかなあ。やってない長男のほうが泳げます。あらまあ。
水泳教室が意味ないということではありません。次男にはあまり向いていなかったのです。それを無理矢理継続させていたから、出費だけかさんだということです。習い事というものは、何でもやらせればいいというわけではありませんし、よくよく子の特性をつかまないといかんなと思いました。ちなみに私自身はと言いますと、水泳教室は見学だけで拒否、英語教室は1年ちょっと、書道は祖母に習うも遊んでおしまい、公文だけなんとか数年はもったかという始末。習い事、嫌いなんですよね、実は。泳げますけどww
私はすぐ拒否するので出費はかさまなかったかもしれません。意外と親孝行。
2019年12月10日
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