2019年11月05日

次世代の育成に不安

日本のお寺は今、転換期にあると言えます。伝道と経営のバランスが変わり、より経営に重きを置く必要が出てきていると感じます。こうしたなか、お寺では後継者育成を仏教の勉強・修行だけに特化するわけにもいかず、法人経営者としの勉強も必須となっていくかもしれません。しかし、仏教と経営は同じベクトルではなく、仏教思想を経営に活かすことは可能であっても、根本では異なる価値観をそれぞれ持っています。場合によっては混乱するかもしれませんし、うまく消化できないかもしれません。いずれにしても次世代は大変だと思います。

有難いことに善福寺にも後継者候補たる息子に恵まれたわけですが、住職としてどう導いていけばよいのか不安です。私自身は半ば荒廃しかけた状況を何とかしたいという思いで必死なだけで、計画なく進んで来てしまっただけです。自分と同じようにせよと言ったところで、状況が異なりますので彼も困るでしょう。そもそもやりたくないと思っているかもしれませんが、今はまだ私の言うことを聞いているだけです。来年度は中学生となりますが、どんどん色々なことを学ぶことでしょう。視野も広がります。親の言っていることに疑問も持つことでしょう。

お寺に生まれてしまったことは、たしかに住む場所には困らないのですが、自由はあまりなく制限のある生活をしなければならないことを意味します。とは言いましても、住むところはあるわけですから、坊さんにあまり魅力を感じなくとも、ひとまず僧籍をいただきまして、それから自分のやりたい事をしつつ、独自の坊さん像を作り上げていくのもいいと思います。息子にはお寺一色である必要はなく、色々なことにチャレンジするなかで住職としての素養を身につけてほしいと思っています。むしろ、そういう言い方しないと後継者になってくれないかもしれません。
posted by 伊東昌彦 at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教 住職恣意 -jyushokushii
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