2017年11月27日

人口減という原因において

南足柄市の人口は4.2万人ぐらいです。そして、これはウィキペディア情報なので正確性は不明ですが、全国には814の市がありまして、人口の多い順で言えば599位だそうです。まあ、少ないほうですよね。543位以下は5万人以下となるようです。「市」の定義としては、よく5万人以上と言われますので、これに満たなくなってしまっている市は全国的に結構ありますね。同じぐらいの規模で言えば、県内では三浦市、千葉県では館山市、茨城県では下妻市、山梨県では富士吉田市が目につきました。

多くの市区町村は財政難と言われますが、少子化は目に見えていますし、そろそろ現実的な舵取りが必要な時期ではないかと思えます。南足柄市のみならず、神奈川県西部の人口はどんどん減るでしょう。同じような状況の街は多々ありますし、この地域だけ例外的に人口維持が出来るということは考えにくい。元も子もない言い方ですが、いくら町おこしを頑張ったところで域外からの転入者が増えるわけもなく、ましてや子が増えることはまずないでしょう。定年後ゆっくり過ごすという時代でもないので、高齢の方が余生を過ごす場というのも時代錯誤と言えるかもしれません。

全国的に有名な箱根町も小田原市も、そして今は人口増にある開成町であっても、同じように日本の人口減という状況のなかに飲み込まれていくことでしょう。私は東京都中野区の出身ですが、私の卒業した小学校が統廃合で消滅することになりました。中野区の人口は現在、32.2万人です。中野区は県西部で言えば大井町と同じぐらいの広さですが、人口は県西部2市8町の合計34万と同程度となります。これだけ人口過密であるにも関わらず、小学校は統廃合になる、つまり、子がいないという状況に陥っているわけです。

であるならば、人口減なので相互補完しましょうという市町村合併は急場をしのぐ策であるとはいえ、根本的な解決にはなっていないことは明白です。人口減ったから合併ということを繰り返していれば、そのうち横浜市と合併になることでしょう。当面の財政を考慮するならば、近隣市町村の合併は間違いではないと思いますが、今、せっかく南足柄市と小田原市で合併検討が話題になっていることなので、もっともっと先を見た議論にならないものかと感じます。小さい議論に終始しているような気がしまして、ちょっともったいないなあ。

経営学者のドラッカーではありませんが、未来は予測するものではないでしょう。仏教においても、因果応報と言いまして、直接であろうが間接であろうが、原因があるからその結果がもたらされるのだと言い切ります。原因を知ることこそ大事なのであり、仏教は原因追及の宗教であるとも言えるでしょう。人口は確実に減るという原因が明確なのですから、県西部の将来像はそれだけでもある程度は分かってきます。もちろん、より詳細な未来像を知るためには、さらなる現状認識が必要であることは言うまでもありません。

posted by 伊東昌彦 at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教 住職恣意 -jyushokushii
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/181687829
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック