2017年06月09日

恥とは何でしょう?

通勤通学のラッシュは辛い。高校時代、西武線の扉に足はさまれたまま出発進行になってしまいました。痛いというより恥ずかしく、平静を保つふりをするので大変。なんせ長髪兄ちゃんでしたから、かなり可笑しな状況だったかと。日本は「恥の文化」とも言われますが、これでは笑いをとるだけ。恥とは本来、体面を気にするということではなく、非道に対して確固たる道理を持ち続けることであるようです。

臨済宗建長寺派の宗門校に鎌倉学園(鎌倉市)があります。鎌倉学園の校訓は「礼義廉恥(れいぎれんち)」ということです。不勉強ですが「菅子」に出てくる言葉だそうです。読んだことがありませんので、鎌倉学園のサイトによれば、「「礼」とは「節度を守ること」。「義」とは「自分を実際以上に見せびらかさないこと」。 「廉」とは「自分の過ちを隠さないこと」。 「恥」とは「他人の悪事に引きずられないこと」」とのことです。

「恥の文化」とは、アメリカ人の学者が日本文化をキリスト教文化と比較した際に名づけたもののようで、どうやら体面ばかり気にする気質を指すことのようです。上記の「菅子」は中国古典ですが、日本人は一生懸命に中国古典を学びました。日本人の恥とは、決して体面ばかりを気にするようなことではないでしょう。しかし、現代人の私たちもまた、こうした本来の意味を知らないことが往々にしてあります。グローバル化も結構なことですが、まずは自分たちの文化をしっかり知ることから始めたいものです。

posted by 伊東昌彦 at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教 教え〜事事無礙 -jijimuge
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