2016年12月28日

キャリー・フィッシャーさんを偲んで

キャリー・フィッシャーさんが亡くなりました。私は『スターウォーズ』シリーズのレイア姫としてしか知りませんが、長年のファンとして感謝の思いでいっぱいです。行動力のあるヒロイン像は、SF映画の世界に新しい風を吹き込ませたと言えるかもしれません。ディズニーに移ってからの「7」でも再演され、貫禄のある演技を見せてくれたばかりのことでした。

ところで『スターウォーズ』は当然エンターテインメントですが、「フォース」という概念が登場し、ちょっと東洋的で神秘的な印象を与える映画でした。フォースはかつて「理力」と訳されたこともあるように、この世界に溢れる真理から力を拝借するというような意味合いが含まれているようです。「理力」なんて、なかなかの名訳だと思いません?

ただし、ヒットするにつれてフォースは単純な超能力、つまり念力やテレパシーや予知といった側面が強調されるようになっていったと感じます。どうやらフォース自体には倫理的な善悪はないようですが、人のなかにうずまく善悪のバランスには関係しているようなのです。善悪のバランスを取る方向にフォースははたらき、宇宙を存在たらしめていると言えるのでしょう。このような小難しい設定はマニアには好まれますが、一般的とは言い難いところがありますね。

『スターウォーズ』はスカイウォーカー家の人々の成長と苦悩を映し出すヒューマンドラマでもありますが、その舞台は広大な宇宙です。ライトセーバーや宇宙船も魅力的ではありますが、宇宙と人との関わり合いについて、もっと突っ込んだ解釈があってもいいかなあ。1作目で語られたフォースから、どんどん離れていっているような気がするんですよね。

いずれにしましてもファンを何十年も楽しませてくれる映画であり、そのヒロインであるキャリー・フィッシャーさんは偉大な存在であったと思います。きっとフォースと一緒になられたことでしょう。私たちは皆、宇宙の真理に還っていくものなのだと思います。

合掌
posted by 伊東昌彦 at 08:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教 坊さんが -starwars
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